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間中 
​地域創造学部 コー担当教員

-Kenchu Hikaru-

インドネシア大好きな
​コーヒー愛好家

​ 私が最初に研究していたことは、災害復興と観光の関係性についてです。

 インドネシアは地震や津波、火山噴火などの自然災害が多く、「災害復興」が日本と同じように重要な問題となっています。インドネシアの人たちは、日本人よりも柔軟に観光を活用して復興につなげています。こうしたインドネシアの人々の姿を目の当たりにし、被災地の観光を研究するようになりました。たとえば、「被災地の観光は被災者の役に立つのか」「観光を活用した復旧・復興はどのようなものか」などという点について研究します。

―― 先生の研究について教えてくださ

 観光と地域社会の関係性を中心的なテーマにして活動しています。

 活動の方法や場所については「全員が同じ」ではなく、学生さんたちで自由に決めることができます。また、学生さんたちが関心を持ったことを踏まえてグループ分けを行い、各自でフィールドワークを行います。

 強制参加ではありませんが、毎年島根県の美郷町でフィールドワークを行っています。美郷町はインドネシアのバリ島との交流関係があり、美郷町の高校生がバリへ修学旅行に行ったり、バリ島の人が技能実習生として美郷町で働いたりしています。間中ゼミでは、バリ島と美郷町の関係をより豊かにするサポートを学生が主体となって行っています。

―― ゼミでの活動について教えてくださ

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​上画像:町長さんや町役場の方にインタビュー
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 今までは9:1で卒業論文を選択している学生が多かったですが、今の3年生では5:5と卒業論文と卒業制作の割合が半分になっています。間中ゼミでは論文と制作のどちらを選択してもよく、学生さん自身の希望にお任せしています。

 過去の卒業制作として、観光パンフレットの作成があります。台湾出身の留学生が日本人に自身の出身地である台湾南部をアピールする観光パンフレットを作成しました。その他にも、総持寺キャンパスの避難経路を多くの学生に知ってもらうため、避難経路に関する模型を作り、キャンパスの各階に実際に設置するという卒業制作もありました。卒業論文・制作ともに「観光」や「災害」に関するテーマが多い印象ですね。

―― 卒業研究について教えてくださ

​上画像:避難経路に関する模型

​ フィールドワークは、地域の方々の協力があって初めて成り立つものです。「ゼミでやらされている」という後ろ向きな態度ではなく、感謝を忘れずに真剣にフィールドワークに取り組んでくれる学生さんが来てくれると大変うれしいです。

 ほかのゼミと違うところは2つあります。1つは、観光に関する調査研究に力を入れているところです。学生さんの中には観光に興味関心を持つ人も多いかと思います。観光に関する調査や研究に真剣に取り組むことで、観光の可能性や役割について深い学びを得ることができると思います。

 もう一つは、海外のことも学べるところです。間中ゼミでは、国内のみならず、海外をフィールド・研究対象にした卒業研究を歓迎しています。「海外に行って見たい」「異なる文化や社会に触れてみたい」と思っている学生さんには合うかもしれません。いずれはゼミの学生さんたちと一緒に、インドネシアや東南アジアで実際にフィールドワークを行ってみたいと考えています。

 おすすめの本は5つあります。どれも海外、もしくは日本と海外を舞台にした読みやすい本です。

  • 高木徹(2004)『大仏破壊―バーミヤン遺跡はなぜ破壊されたのか』文藝春秋

  • トーマス・フリードマン(2006)『フラット化する世界 上: 経済の大転換と人間の未来 』日本経済新聞出版

  • 加藤陽子(2009)『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』朝日出版社

  • 西水美恵子(2009)『国をつくるという仕事』英治出版

  • 安田峰俊(2018)『8964―「天安門事件」は再び起きるのか』角川書店

 また、おすすめの料理はインドネシアのMie Acehです。インドネシアにも様々な麵料理がありますが、これはアチェ地方の麺料理になります。見た目は真っ赤でいかにも辛そうですが、味もとても辛いです。辛い食べ物が得意な方にお勧めの料理となります。あと、インドネシアはコーヒー栽培も有名なので、おいしいコーヒーもたくさんあります。

 

求める生徒像について教えてくださ

他のゼミと違うところについて教えくださ

― 間中先生のオススメについて教えてください

学生さんにインタビュー

上画像:インタビューにご協力いただいた
​    梶原さん、角野さん、上村さん

 中先生は観光に関する授業を担当されているため、観光と言ったら間中先生というイメージがありました。また、ゼミ選択のときに間中先生の情報のキーワードに観光と震災があり、もともと観光や震災のことについて興味を持っていた自分にとってピッタリなゼミだと感じたからです。

 間中先生は私たちと歳が比較的に近いため、話しやすく頼りやすいところが良いところだと思います。また、話していて面白く、盛り上がるときと真面目にするときのメリハリがあることもいいところだと思います。

 以前、美郷町でフィールドワークを行ったとき、インドネシアの方とインドネシア語で話しているところを見ました。普段そこまでインドネシア語を話すことができないとおっしゃっている先生が流暢に話している姿にギャップを感じ、間中先生の頭の良さを改めて実感しました。このようなところも間中先生のいいところだと思いました。

間中ゼミを選んだ理由について教えてくださ

間中先生の好きなところについて教えてくださ

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​上画像:美郷町のバリ舞踊やインドネシアの伝統楽器の活動に参加

​教員についての詳しい経歴はこちらへ

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