Regional
Development
Studies
追手門学院大学地域創造学部ウェブサイト

小野達也
-Ono Tatsuya-
地域創造学部
地域政策コース担当教員
―― ゼミの主な活動は何ですか。
私の専門が政府や自治体の政策を分析して評価するというもので、ゼミもその周辺を含めて、政府や自治体の政策について一緒に考えるというテーマで行っています。基本的にはフィールドワークをするというよりも文献や論文を探して読んだり、色んな事例を集めたり、あるいは新聞記事を読んだりして分析するということをゼミ生としています。
卒業論文は来年度の指導になるのですが、卒業論文を書くときには個人指導をします。また、それぞれテーマを決めてもらい、そのテーマによっては論文を読むだけでは足りないという場合には現場に出ていき、調べてデータを集めるということをしてもらいます。
―― 先生から見てゼミの雰囲気はどのような感じですか。
人数が少ないため寂しい感じはあるが、ゼミ生が熱心に話してくれるため賑やかです。しかし、人数がいないと色んな観点でディスカッションができないので、もう少し人数が欲しいですね
―― 今のゼミに求める学生像は何ですか。
本を読むのがとても好きでなくても良いのですが、難しい本を頑張って読むということが苦にならない人を歓迎しています。また、政府や自治体がどのようなことをしているのかということなど日頃から関心を持っているようなタイプの人が向いていると考えています。他にも、人口や選挙などにそのようなことに比較的関心がある人ですかね。なぜそのようなことが起きるのか、どうしてそうなってしまうのか、何が課題なのかというようなことを日頃から考えている人が向いていると思います。
―― 趣味は何ですか。
ワインを飲むことですかね。どういうワインをどういう料理と合わせるのかというのを見つけるのにはまっています。ワインの味はもちろん好きですが、ワインの蘊蓄(うんちく)も好きです。
―― 今までで魅力的だと感じた場所はどこですか。
イギリスのオックスフォードですかね。イギリスの暮らしは外国ならではの不便さなどはいっぱいありますが、風景が綺麗で人々の感じも日本人にとっては馴染みやすくて、よかったです。
―― 先生が思う地域創造学部の魅力は何ですか。
多様性ですかね。地域を創造するという概念のもとで教員の分野も様々あって、学生の問題関心も様々あって、創造という言葉もいろんな意味があります。創造は外から見ると分かりにくいですが方向がはっきりとしています。創造を限定して捉える必要はないです。また、基本的には20人ぐらいの教員の得意とする分野、教えられる内容も決まっています。学生の方はそれらを見たうえでそれなりのイメージで入ってくると思います。その中で自然に形成される地域創造なるものができてくると考えます。
―― 最後に学生に一言お願いします。
活字を読んでください。ネット上にある文献でもよいけれども、とにかく読みがいがあり、読み応えのある質の良い活字をたくさん読んでください。特に、印刷された本やきちんとした人が一生懸命書いた本の活字をおすすめします。文字を集中して読むということは人間の脳にとって間違いなく良い作業です。読むこと抜きに上手な文章が書けるということはありません。良い文章を書くためにはたくさんの文章を読んでください。