Regional
Development
Studies
追手門学院大学地域創造学部ウェブサイト

飯田星良
-Iida Seira-
地域創造学部
地域政策コース担当教員
―― はじめになぜ大学の先生になろうと思ったのですか。
大学の教員になりたいと目指していたわけではないのです。一番自分がやりたいことを突き通してきて、様々な人と相談した結果として、やりたいことを続けることができると思ったので博士課程の最後で大学教員を目指し始めました。
―― 先生が思うやりたいことを教えてください。
もう30年間になりますが、モダンバレエという踊りをずっと続けていて、バレエをやり続ける方法はないかと就職するときにすごく考えていたんです。それはそれとして、大学3年生の時に、米屋先生の『演劇は仕事になるのか?』という本をたまたま目にして、芸術のことを経済的な見方をする考え方に惹かれました。踊りも好きですし、芸術をテーマにした分析で新たな発見ができることも好きです。踊り続けているからこそ、経済的な分析が実態とかけ離れすぎないとも考えていて、踊りも分析も両方できる大学の先生は今やりたいことを両方叶えてくれます。
―― なぜ芸術に興味を持ったのか教えてください。大学生の時に学んで好きになったのですか?
物心ついたときからずっとダンスをやっています。ずっと続けるほどに好きですね。石原完二モダンバレエ・スタジオというずっとお世話になっている環境が特別良かったのだと思います。最初のきっかけは、できないことができるようになった感覚かもしれません。
―― 今までで魅力的だと感じた場所はどこですか。
イギリスのオックスフォードですかね。イギリスの暮らしは外国ならではの不便さなどはいっぱいありますが、風景が綺麗で人々の感じも日本人にとっては馴染みやすくて、よかったです。
―― 芸術というジャンルではなにが好きか教えてください?
ダンスですね。他には、バレエ、フィギュアスケート、新体操が好きです。男子新体操はおススメです。
絵の中なら印象派が好きです。絵画が好きかと言われるとちょっと微妙なところです。絵画だけではないですが、芸術全般を辛い時に見ると、感情が揺さぶられてしんどい時もあるので見るのは限られるかもしれません。
―― 芸術好きな人は少ないでしょうか?
少ないですか?芸術祭とかイベント感覚で行ってほしいなと思います。芸術と聞くと敷居が高いと思われがちだが、美術館に行くのにおしゃれしなきゃとかは考えすぎなくて良いと思います。
―― 1年生以外で他の学年のゼミは持っているか教えてください
今は3,4年生のゼミを持っていて、3年生が12人、4年生が5人います。
3年生、4年生は、統一テーマを設けていません。各々のテーマのもとに活動してくれています。
―― 3年生と、4年生のゼミの活動内容について教えてください
2024年度3年生は、追大の学園祭で、普通のたこせんとイラスト付きのたこせんを売り、どのような人たちがイラスト付きのたこせんを買うのか属性の分析を行いました。4年生は例えば旧中条図書館の来場者と現おにクルぶっくぱーく来場者とにアンケート調査をおこない、その来館理由の変化について定量的に分析をしてくれました。
―― ゼミにいてほしい・来てほしい人物像を教えてください
コミュニケーションをとってくれる人がよく、音信不通になる人や連絡がない人は純粋に困ります。ダンスといった芸術に興味を持ってくれる人がいればいいですが現在は少ないですね。