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加茂 みどり

​地域創造学部 地域デザインース担当教員

-Kamo Midori-
――ゼミでの活動ではどのようなことをしていますか

今年度の3年生ゼミでは、1年間かけて、1つのテーマをグループごとに分かれて調べてもらっています。それぞれフィールドワークを企画し、調査を行い、報告書を作成しています。

――グループごとの研究テーマはどのようなものですか

令和4年度は3つのグループに分かれて活動しました。

1つ目のグループは、和歌山県九度山町の真田幸村を中心とした観光政策をテーマに取り上げました。九度山は真田幸村とゆかりがある土地ですので、それを利用した真田ミュージアムや真田蕎麦など、真田幸村を中心とした観光政策について調べてもらいました。

 

2つ目のグループは、ひらかたパークをテーマにして調べてもらいました。関西には昔、EXPOランドをはじめ多くの遊園地がありましたが、少子高齢化やレジャーの多様化によって遊園地の需要が減少し、今ではひらかたパークと生駒山頂遊園地が残っている程度となってしまいました。このような状況の中、ひらかたパークが長い間愛され、継続できている理由とは何なのかを探りました。ひらかたパーク様に直接インタビューも行いました。

 

3つ目のグループは、ワーケーションについて調べました。ワーケーションとはワーク×バケーションの略称です。新型コロナウイルス感染症が流行する中で注目された在宅勤務の中で、会社ではなくリゾート地で仕事をするワーケーションに焦点をあてました。ワーケーションの実態やワーケーションに適した地などを調べ、日本ワーケーション協会様にインタビューも行いました。

―― テーマはどのように決めたのですか

私から候補を出すということはなく、テーマはグループごとに自由に決めてもらっています。自分の興味を持っているテーマでないとやる気が続かないかなと思ったので、この形式をとりましたが、本当に自分のやりたいことを見つけることの方が難しいかもしれませんね。

次にご自身の研究についてお伺いしたいと思います。
―― 加茂先生の研究内容はどのようなものですか

研究テーマは住まいの環境や文化、建築計画、NEXT21における居住実験などです。

これからの住まいの課題について、社会的持続可能性(少子高齢社会への対応)、文化的持続可能性(居住文化の継承・発展)、環境的持続可能性(環境問題と健康への配慮)といった視点から研究しています。(HP抜粋)

――なぜこのテーマを研究しようと思ったのですか

前の職場で住まいに対する提案や研究という仕事を与えられていたのですが、次第に興味を持つようになりました。なので、仕事でしていたことをそのまま研究テーマにしています。

―― 大学では何を専攻していたのですか

工学部の建築学科に所属して、建築を学んでいました。建築を通した地域開発や地域再開発などを行っていました。卒業研究で、京都府出町柳の再開発設計に取り組みました

―― ゼミにおいて求める学生像や、ゼミでどのように成長してほしい
   かなどあれば聞かせてください

自分の興味があることに積極的に自分から行動できる人、住宅に興味がある人を求めています。また、まだ興味の対象が見つけられていない人は興味があることを見つけてほしいと思います。論文を作成する際の過程や社会背景、目的、調査法など、研究のストーリー性や論理性を持たせられるようになってほしいと思っています。

―― 最後に、学生に一言お願いします!

大学生活は一度きりなので、やりたいことをやって盛大に楽しんでください!

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