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佐藤 敦信



​地域創造学部
 食農マネジメン
トコース担当教員



​【ゼミ活動報告】

2022年度 2023年度 ​2024年度

-Sato Atsunobu-

今は歴史小説を読むのが趣味
​(※本人談)

―― ゼミでの活動について教えてください

ゼミでは3~5人1組のグループを作り、それぞれが選んだテーマについて、地域調査(フィールドワーク)や研究を通してプレゼンやレポート作成を行っています。テーマ決めは学生たちに任せており、食や農業に少しでも関連させていれば基本的にOKにしています。過去には子ども食堂の運営や食品ロスの解消、日本酒の蔵元の戦略、マイクロツーリズムと食の関連性について研究したグループもありました。現在のゼミでは京都のお茶産地についての研究や農産物直売所に関した研究などが行われています。

※マイクロツーリズム…自宅から1~2時間圏内の地元や近隣地域への宿泊観光や日帰り観光のこと。

―― 卒業論文・卒業制作に

   過去にどのようなものがあったのか教えてください。

論文作成の能力を磨いてほしいので、基本的に卒業制作ではなく、卒業論文を課しています。過去の卒論には、食や農業を中心としたものだと小豆島の農業の振興についてなどがあります。卒論は地域に関連したものであれば構わないので、ゴールデンカムイにはまった学生が行ったアイヌ語のPRについての研究や、今城塚古墳に関連するイベントやその主催者へのインタビュー調査など、さまざまなテーマのものがあります。

―― ゼミにどのような学生が入ってきてほしいですか

興味関心を持つ分野が様々な学生に来てもらい、少しでも食や農業に興味を持ってもらいたいと思っています。現在のゼミでは真面目な学生が多い印象ですが、個々を見ると調査先との交渉やインタビューのメモ、データ分析やプレゼンなど、学生ごとに得意なことが異なっています。ゼミで2年間活動してそれぞれの学生の特技や長所を見つけられるのを楽しみにしています。

―― 先生ご自身の専門分野と研究について教えてください

農業と食品産業を専門分野としており、日本と海外の食をつなげる研究をしています。具体的には、日本の地方の食品や農作物などの特産物をどのようにして海外の、特に中国や台湾の市場に輸出していくかについて研究しています。最近では、食品以外にも海外人気の高い桜の輸出についての研究をしています。ほかにも、海外の人たちにどのようにしたら日本の農産物が受け入れられるのか、海外の市場で日本の食品がどのように販売されているのか、中国の日系企業はどのように中国市場を開拓していくかなど、食品輸出について幅広く調査・研究をしています。

―― ゼミを選ぼうとしている学生に一言ください

私のゼミでは調査の能力を磨くこととレポートなどの成果物を作ることの二つを大事にしています。この二つは卒業研究に役立ち、社会に出ても必要になってくるものです。まだ十分にできていなくても構いません。ゼミ内では文章作成の指導も行っています。研究分野にこだわらずそれぞれの「地域」について考えていきたいと思っています。3年次ではグループ単位で食や農業に関するテーマで調査・研究活動をして、4年次はそれまでのグループ活動でのレポート作成経験を活かし卒業研究に取り組んでもらいます。卒業研究のテーマをみると、引きこもりや高齢者ケアの問題、アニメの聖地巡礼問題などもあります。「調査の力を伸ばしたい」「文章能力を高めたい」「グループで明るく楽しく活動したい」「食や農業に興味がある」あてはまることが少しでもあったら、ぜひ一考してみてください。

――先生が関わる「普代村・村づくり支援プログラム」

について詳しく教えてください

岩手県の普代村にある様々な資源に注目し、村の活性化を図るプログラムです。

地域創造学部の有志の学生らが共同で進め、同学部教員の山本博史先生と佐藤がそれをサポートしています。

普代村という村に津波の被害を奇跡的に避けることができた水門があり、その水門を取り上げてきました。

学年の縛りはなく、地域創造学部生で主に1、2、3年を対象に毎年募集しています

これまでに、先述の水門に関する調査を行い、当時の様子を紙芝居にしました。

紙芝居を基に絵本を作成したところ、その絵本は地域プロモーションアワード2021のふるさとパンフレット大賞で優秀賞に選出されました。

この現地調査から、絵本作成までの一連の流れに関しても、学生たちは良い活動をしたと胸を張ってほしいと思いますね(笑)。2022年度は普代村の特産品のPR動画を制作し、YouTubeで公開される予定です。

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​教員についての詳しい経歴はこちらへ

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