この8月は、「ふらっとカフェ追大」初めての8月カフェを開催しました。
私たち(永田・戸上・川勝)には、ふらっとカフェ追大のことをもっと多くの人に知ってもらいたい、もっといろんな世代の人が交流できる場所にしたい、といった思いがあり、卒業研究の一環として、地域の子どもたちに呼びかけて、かれらが主役となるようなカフェ企画に取り組むことにしました。
初の試み「ふらっと夏祭り」
今回、日ごろからふらっとカフェがお世話になっている西光寺さん(西河原1-7-2)のご協力を得て「やってみたい!」という子どもたちとつながることができました。
しかし、どうやって子どもたちや親御さんと進めていけば良いのか、どこまでをゴールとするのか、誰をターゲットにしたいのかなど、初めての試みに試行錯誤を繰り返しながらのスタートとなりました。
子どもたちのアイデアと行動力
「夏祭りをしよう!」というアイディアは最初から出ていたのですが、具体的なことは何も決まっていなかったので、子どもたちと「夏祭りで、どのような屋台を出したいか」という提案会を行いました。
私たちが諸経費や食物のアレルギー面、需要と供給など難しいことで頭が回らないなか、子どもたちは柔軟な発想でアレがしたい! コレがしたい! と次々にアイデアを出していってくれました。私たちもその気持ちに応えるべく、子どもたちのアイデアを最大限取り入れられるよう全力を尽くしました。
その結果、夏祭りの屋台は次の内容に決定。
・スーパーボールすくい
・コイン落とし
・ちょうちんづくり
・チョコバナナ
・かき氷
・プラレール
特に、「プラレールがしたい」という発想は、子どもたちでなければ出なかったと思います。じっさい「プラレールがあるなら行こうかな」という親子さんがいらしたり、当日も小さな子から大きなお友だちまで、プラレールコーナーは大人気でした!
その後も次のミーティングまでの間に、自分たちで与えられた役割を果たすにあたり何が必要なのか、何を気をつけなければいけないのかなどを進んで考えてくれました。
実際に食べもの(チョコバナナなど)や工作(ちょうちんなど)の試作も行ってくれて、早い段階でやり方を練り直すこともできたのは、子どもたち(とサポートをしてくださった保護者のみなさん)のおかげです。それに影響され、負けじと私たちも様々な試作やシミュレーションを行なっていきました。
大盛り上がりの夏祭り
いよいよ当日。誰も外に出たくないんじゃないかと思うくらい、良いお天気で暑い一日になりました。(かき氷の氷を運ぶのにハラハラしました)
運営面だけでいえば、学生のスタッフの人数はただでさえ足りていないうえに、やむを得ない事情による欠員も出てしまい、とても余裕のある体制とはいえませんでした。
しかし開催日を休日にしたということが功を奏したのか、子どもたちのお母さんに加えて、お父さんたちも夏祭りに来て下さったのです。
準備段階から、何も言わずとも手を貸してくださり、その結果何とか落ち着いて進行することができました。本当にありがとうございました。
また地域から大勢の方に参加してもらうことができました。受付でお名前を頂戴した方だけで35名。ちいさなお子様のお名前などはいただいていないケースもあったので、実際はもっと多かったと思います。
最初は、あまり来てもらえないのではないか? 来てくれたとしても常連の方々ばかりなのではないか? 逆に予想以上に来て下さったら対応できないのではないか? と不安ばかりが募っていたので、非常に嬉しい結果となりました。
参加者で多かったのは親子連れの方で、「夏祭りだから」と甚平や浴衣を着て来てくれた様子など、とてもかわいらしかったです。
ふらっとカフェのことはおそらくこれまでまったくご存知なかったであろう初めましての方もいらっしゃいました。今回ご縁ができて、とても有難く思っています。
変わらず参加してくださった常連のみなさんも、子どもたちの様子に目を細めながら屋台を回ったりおしゃべりをしたり、良い時間を過ごしていただけたかなと思います。
そして屋台運営をしてくれた子どもたち。立派に役目を果たしてくれました!(しかも自分たちでもちゃんと楽しんでいたのがさらにすばらしい) 物理的な準備から、声掛け、販売、お客さんとの交流まで完璧。結果、チョコバナナやかき氷は(いいころ合いに)完売しました!
響き渡る喜びの声
無事夏祭りを終え、子どもたちも保護者の方々も、手ごたえを感じた様子でした。また次回も機会があれば一緒に運営をしていけると良いなというお声をいただいたことは、有難いことでした。
実際に参加してくださったか方々からは、いつもとはまた違ったふらっとカフェを味わうことができ、若さとエネルギーに溢れた居場所づくりで、気持ち的に若返ることができた!など感想を頂きました。私たちとしては、これ以上にない狙い通りの感想がいただけたように感じる。次回。
次回もぜひ私たちよりも若い子どもたちと一緒に、ふらっとカフェを開催していければと考えています。
参加してくださったみなさん、一緒にがんばってくれた子どもたちや保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
運営メンバーからひとこと
永田:今回のイベントを行うまでの準備期間の間に様々なことがありました。夏祭りというコンセプトで行うけどもどのような夏祭りの内容にしようか、どのような年齢層に対してのイベントを行うかなど試行錯誤の繰り返しでした。ですが、子どもたちや保護者の方々の協力もあり、とても賑わいあるイベントにすることができました。僕たち自身も参加してくださった方たちが楽しめる最高のイベント内容を用意できたことをとてもうれしく思います。次回のイベントでも、どのような方達でも楽しめるようなコンセプトのイベントを開催していきたいと考えています!
戸上:夏祭りを一から計画することと、子どもたちとイベントを運営することは、私たちにとって初めての試みでした。子どもたちや保護者の方々と試行錯誤をし、無事夏祭りを開催することができました。今回は新しく参加してくださる方々が非常に多く、ふらっとカフェを多くの方々に知っていただくきっかけになったと思います。一緒に運営をしてくださったお子様や保護者の方々には感謝しかありません。この経験を、今後のふらっとカフェの運営に必ず活かしていきます。
川勝:今回私は諸事情により、準備期間から当日までイベントに携わることはできなくて、正直やり切れない気持ちと悔しさでいっぱいでした。ですが、準備期間も保護者の方々やお子さん達が頑張ってお手伝いしてくださり、イベント当日も大盛況のなかから見える笑顔の数々を見て、嬉しさがとても込み上げてきました。次回イベントを行う際は今回のように運営者もお客さんも参加している人が笑顔溢れる空気感を共有したいなと思っています!
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